心地よい感動を覚えた絵本
表紙のおおかみの表情に優しさを感じ手に取ってみました。
花の好きなメスのオオカミのウルは仲間に、花が好きという事が理解されません。
そこに、ルーフという花の好きなオスのオオカミと出会いました。
でも、多くの仲間からは馬鹿にされてしまいます。
そして、事件は起こりました。
ルーフは丘の上で仲間に囲まれてしまいました。
その後ルーフはいなくなりました。
ウルが、緑いっぱいの花の中でのルーフを待ちます。
二人で楽しんいた時間を想いながら一人で待っている姿に心動かされてしまいます。
他のオオカミは、花が好きという事が理解出来ないばかりか
二人のこの関係に感情をエスカレートさせてしまうことになったと感じます。
ここは何だか怖いです。
ルーフが守ったものは何だったのかぁ~?
自分のの考えを貫き行動する意味はなにかと考え込んでしまいました。
身の回りにはこのようなことは起こってっている。
私はどうなのか?
と思いながら、心地よい感動を覚えた絵本です。
ぶん:きたむらゆういち
え:葉祥明
新日本出版社