小さな行動も毎日の積み重ねが結果を出すと思える絵本
この絵本は中国の絵本です。
水墨画の手法で書かれた絵も壮大さを感じます。
3つの高い山に囲まれた谷間に住む家族がいました。
おばあさんと夫婦がいます。
ある日大雨が降ってがけ崩れが起きました。
村の畑はその被害に遭い村人たちはこの谷を離れました。
しかし、この三人には山のむこうに畑が残っていました。
そして、もうすぐ赤ちゃんが生まれそうだったので村に残りました。
がけ崩れの3日後に赤ちゃんは生まれました。
名前はサンです。
お母さんは毎日サンを背負って山を越え畑へ向かいました。
「ああ、この山さえなければ・・・」というため息をサンは聞いていました。
母親は疲れがひどくなり、父親も力なく座り込んでしまいました。
そんな様子をみたサンは
「僕が山を動かしてみせる」
というのです。
そして次の日から行動するのです。
小さなサンにとって高い山はとてつもない大きさです。
そのサンの親を思う気持ちが行動に結びつき大きな力になっています。
感動のシーンが出てくると、思わず力が入ります。
小さな行動も毎日の積み重ねが結果を出すと思える絵本です。
ちいさなサンと天の竜
作:チェン・ジャンホン
訳:平岡敦
出版社:徳間書店
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