命を繋ぐ為の知恵と行動が学べる絵本
この絵本はご存知かと思いますが、紹介させていただきます。
これはグリム童話です。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると
『グリム童話集』(独: Grimms Märchen)は、ヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟が編纂したドイツのメルヒェン(昔話)集である。メルヒェンとは「昔話」を意味するドイツ語で、グリム兄弟はメルヒェンを収集したのであり、創作した(創作童話)のではない。
ということで作者が不明な昔話ということらしいです。
ある所にお母さん山羊と7匹の子山羊が暮らしていた。ある日、お母さん山羊は街へ出かけることになり、子山羊たちに「誰が来ても、決してドアを開けてはいけませんよ」と注意して家を出た。
こんな所から始まります。
🐺 🌳 🐺 🌳 🐺
オオカミと子ヤギ達がお互いの命を繋ぐ為の駆け引き会話もなかなか面白いと思います。
が
子ども達は1匹以外オオカミに食べられてしまいます。
そして事実を知ったお母さんの全身に現れている表現方法も魅力的です。
お母さんはお腹いっぱいになって寝ているオオカミのお腹を切って子ヤギを助けます。
✂ジョッキ ✂ジョッキ ✂ジョッキ
オオカミのお腹には子ヤギの代わりに石をいれます。
その後オオカミは井戸に落ちて死んでしまいます。
お母さんも子ヤギも大喜びです。
なんと残酷なお話でしょう❓❓❓
表紙の裏の草むらがヤギの目視点で描かれているとか、
言われるまで気が付きませんでした。
その他にも
その絵の中に言葉では表現されていない感情や背景が隠れています。
いや~ 絵本心理学って深いです。
命を繋ぐ為の知恵と行動が学べる絵本です。
おおかみと七ひきのこやぎ
グリム童話
え:フェリス・ホフマン
やく:せたていじ
出版社:福音館書店