ある日ピカピカの車のドアに自分の姿を見つけたカテリーナは大喜びです。
でもそのがちょうはいつまで待っても出てきません。
それはそうですよね。
自分が映っているんですもの。
そして、クリスマスイブの日カテリーナが目を覚ますと車に雪が積もっていました。
当然ですが、そこには自分の姿が映っていません。
しかし、カテリーナはすっかり勘違い(元々ですが)して大喜びしました。
つまり、車に姿が映ってないという事は外に出てきたと思ったのです。
そう思ったら、車のドアに映っていたもう一匹のがちょうを必死に探しました。
そして事件は起こりました。
最後は車から がちょうが出てきます。
何故車からもう一匹のがちょうは出てこれたのかは読んでのお楽しみです。
勘違いとか思い込みってあります。
その結果って大概よくない事が多かったように思いますが、このがちょうのカテリーナは良い結果となって読み手も幸せを感じます。
もう一羽のがちょう
作:ジュディス・カー
絵:まつかわまゆみ
評論社