子どもにとって、赤ちゃんは突然やってきます。
そのことで家族の関係性は変わります。
お兄ちゃんお姉ちゃんの否定的感情をゆかいなちびっちっちとか、あちこちのページで字の大きさが変わったりとかの工夫が楽しいと思いました。
という訳で、今日の絵本は「ちびっちっち」です。
この絵本であなたは、気持ちに共感しながら、シモンの成長に癒されます。
つまり、不安の先に成長があるということです。
絵本の紹介
うさぎの子シモンに弟が出来たんですが、シモンにはその意味が分かりません。
大きな音を出すと「シイィーッ、静かにして」とお母さんにいわれます。
なので、シモンは面白くありません。
シモンは心配になりました。
ずっと赤ちゃんはいるのかな?
そんなの嫌だ!と思います。
ある夜の事、寝ようとしても寝れません。
何かが動いている気がするのです。
おばけかもと思ったシモンは、怖くてお母さんとお父さんに一緒に寝たいと言いますが受け入れてくれません。
さてシモンはどうするのかな?
この絵本を読んで
①突然弟が出来た時の不安が上手く表現されています
②お兄ちゃんの成長がしている事がわかります。
③親の愛情がわかります。
ここでは、突然弟が出来た時のシモンの不安が上手く表現されています。親からは赤ちゃんが生まれることは聞いていても、実生活においてのイメージは出来ません。赤ちゃん家に来ると家族関係が変わってしまいます。
その環境の不安とか怒りとかを絵と文章で表現されています。
毎日赤ちゃんがいる生活の中で、段々お兄ちゃんが成長している事がわかります。
絵本では一つのきっかけからという風に感じるかも知れませんが、文脈と絵の表現で感じることができます。
そこに、親の愛情があることも十分わかります。
何かする前って不安気持ちになります。でも乗り越えると意外に簡単だったりします。それが成長の証なんでしょうね。
つまり、この絵本であなたは、気持ちに共感しながらシモンの成長に癒されます。
あなた自身の自分の成長を感じてみましょう。
作: ステファニー・ブレイク
訳: ふしみ みさを
出版社: あすなろ書房