私の前世療法体験
魂は生まれ変わっていくもの~古くなった衣を脱ぎ、新しい衣をまとって、また生まれ変わってくる。
そしてその生まれ変わりを通して、この世には、魂を高めるために生まれてきている …。そんな風に何となく私は死を捉え、生まれてきた意味を感じて生きてきている。
以前にも、私の過去生について、「前世は〇〇だったようですよ」と言われたこともあり、自分の過去生は一体どんな人生を体験してきているのか?興味もあったが、単なる興味だけではなく、自分の魂がどこからきて、どこに向かっていこうとしているのか?どこに向かえばいいのか?といった、自分の意識を超えた深いレベル・次元でのメッセージを聞きたい、知りたいといった思いもあった。
ある春の一日、私は以前からの知り合いの濱崎さんの所で、前世療法というものを体験した。
長椅子に体をもたれかけ、ゆったりとした音楽が流れる中、エスコートされるまま、目を閉じ気持ちを楽にして、聞こえてくる声になんとなく耳を傾けていく。
そうすると不思議に、目の前に、ある場面が浮かんできた。「今どこにいますか?」
周囲を大理石で作られた劇場の舞台の上に立ち、貴族らしき人も2階から見物する中で、集まった人々に何か?歌を?伝えようとしている少女の姿である。
でも、声が出ない!うまく歌えない!悲しんで泣いている自分の姿が見えている。
「次の場面ではどうですか?」という問いかけで見ると、今度は声が出てうまく歌え、聴衆の方々から拍手を浴び、ほっとして満足気にお礼のお辞儀をしている自分の姿が見える。また、
次の場面では、棺の中に納まっている私の姿がある。まだ若く美しいが病死した。
その死を悼んで、母親と思われる気品ある婦人がお別れを言いに来ている。
それを私は、部屋の天井近い上のほうから眺めている。「あなたの今生で、とても温かく感じる方はいますか?その方がその時のお母さんです」と告げられた。「はい、います!」その時すぐ傍に、とても温かく感じる人が浮かんできた!ああそうなんだ!その方とは今の世で魂のレベルというような関係でお世話になっている。
終わってみると、何だかスッキリとした、嬉しいような気分だった。
自分の前世の一部が分かって、納得したというか、そんな感じだった
。前世歌手?だったことがあるとすれば、今も人前で話すことを与えられているな~。
仕事も体の健康上のことも、何となく過去との関係を引きずって今生での人生を生きている…。
ただ、それは気持ちや直感だけではなく、私に胸の真ん中にこれまで経験したことのないような軽い痛みを伴ってきた。
これは魂に触れたことの証ともいうべき現象なのか?と感じた貴重な前世療法の体験だった。
この方は人のお話を聞くことを専門とされるお仕事をされています。
ある日久しぶりにお会いして前世療法のことを説明させていただくと、以前から興味があったということで早々セッションを受けてくださりました。
幾度となく場面設定をさせていただき、この人生での一生を体験され、今世への生きる意味を深められた。