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私の出会った感動の絵本

私の出会った感動の絵本

絵本棚に並んでいる絵本はいつも目にしています。しかし絵本の存在が気にならないこともあれば、ふと目に入った絵本が「これなにかな~」と読んでみたくなることもあります。

この絵本はそんな日常の中で発見した絵本です。

手に取ると、あ~!これかと思いながらも読みます。もちろん何回も読んでいる絵本なので内容は知っています。

しかし、今回は違ったのです。読み進めていくと、段々心が高鳴りを感じます。そして終盤は涙腺が緩んで絵本を読んだあとも頬に小さな篤い涙の滝が出来てしまいました。

この主人公は否定的感情を沢山もっていて自己との葛藤が描きだされているのですが、絵本を読みながら、主人公を演じている自分を感じるのです。

親の愛情を受けとることを知らなかった幼少時代が思い出されます。特に怒られたことはなかった。といって褒めてもらった記憶もない!

お婆ちゃん子だった子ども時代。そこに親の記憶が入り込む余地がないほど、両親は働いていたのだろう。

人は一般的に、褒めてもらえることで認められたと認識できる。その積み重ねが心を育てるといわれています。

しかし、日常生活では簡単に褒めて貰える機会は非常に少ないのです。だからこそ!絵本の中で肯定的体験を疑似体験することの重要性を感じた絵本でした。

その夜のこと、絵本メンタリング協会のプチ勉強会で読んで頂いた絵本が、なんと‘’おこだてられませんように‘’という今回の絵本でした。

これは偶然か?必然か?と思いながら、また泣いてしまいました。

私の出会った感動の絵本は

おこだてませんように

くすのき しげのり・作

石井誠缶・絵

絵本メンタリング協会

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