認知症対応で強くしなやかになったご家族
先日、認知症対策についての地域の会に出席させて頂きました。
若い頃は飲み友達だった方が認知症になり今後の対応についての話し合いです。
何年か前異変に気が付きご家族に連絡しました。
当初は情報提供から始まったのですが、ご家族の方も色々調べ認知認定手続きなど素早い対応でした。
ご家族がご本人に注目されると、認知症の症状に戸惑いや、怒りや不安を抱えることになりました。
ご家族もご本人もストレスは大きくお互いに否定的感情をぶつけ合っている様子でした。
ご本人もよく私を訪ねてくれてご家族の対応に対するお話をお伺いさせて頂きました。
ご本人もご家族も必死で今の環境をより良い物に変えて行きたいの思いがヒシヒシと伝わって来ていました。
しかし、悲しいことに認知は確実に進行していっています。
先日の会では現状報告とともに、フォロー体制について話し合いをしました。
その中で感じたことは、ご家族のかたがしっかりご本人を受け止めていること。
それはご本人の行動をよく観察しており、どの様な行動のときどの様に対応したらお互いのためによいかを学び実施出来ていること。その日々の積み重ねでご自分の感情のコントロールをしていることでした。
すごい学びです。感情のコントロールは簡単に出来ることではありません。
ご家族は、趣味の仲間の方々の介護の話を聞くことで、自分は大したことはない!
これなら、自分でもできると思ったと話されていました。
一人じゃない!私は出来ると思えること。
支えてられている!仲間がいる。
助けと!いえる。
とても大切な事を教えて頂きました。
これからは地域の方がたとより一層大きな支援の中で見守ることが出来るように意思団結しました。
そして今回の会で久しぶりにお会いして、認知症対応で強くしなやかになったご家族を感じました。