雲って不思議

自由に形を変えて

物語を作っているようです。

何か龍のような形と思えば段々膨らんだり引っ張られてして、想像の世界へ連れていってくれるのが雲

そんな風に考えるのは私だけ?

丘の上で空の雲を見上げて、雲の形の変化を観察したいとよく思っていました。

この雲くんは地上の色々な形を観察します。

誰かの真似をしても

風が吹けば崩れちゃいます。

そして、雲くんは形のない事の存在に気がつきます。

形って必要?

もっと自由な発想で生きていいのではと思える絵本でした。

 

くもくん

作:いとうひろし

出版社:ポプラ社

#くもくん #絵本育児 #大人こそ絵本 #EQ絵本講師

気持ちを言葉として表現することに大切さを感じた絵本です。

バークリーはママと二人暮らしです。

二人は海辺の小さな家に住んでいました。

バークリーは浜辺に流れてくる木のかけらで船を作りました。

そして、特別な日にはパパにその船を届けたくってメッセージを書いて海に流しました。

船が帰って来なかったらパパが受け取ってくれたとこと信じて

ある日船を海に流そうとしたとき、パパ宛てのメッセージを書き忘れた家に帰ります。

そこで見つけたものは・・・

ママが子どもの気持ちを大切にしています。

そのママのメッセージを受けっとた子どもはママの気持ちを大切にします。

ママとバークリーがお互いを想い取った行動につい涙腺が緩んでしまいます。

気持ちを言葉として表現することに大切さを感じた絵本でした。

 

だいすきなパパへ

作:ジェシカ・バグリー

訳:なかがわちひろ

出版社:あすなろ書房

#大好きなパパへ #大人こそ絵本 #絵本子育て #EQ絵本講師

小学3年生の時からお婆ちゃんと暮らしはじめました。

女の子は気だての良いお嫁さんが夢だったので、お婆ちゃんのお手伝いを沢山しました。

しかし、トイレ掃除は好きになれませんでした。

そんな女の子にお婆ちゃんは「トイレには女神さまがいるんやで だから毎日キレイにしたら 女神さまみたいにべっぴんさんになれるんやで」という事を聞いて毎日お掃除をしました。

そんな女の子ですが、段々成長しお婆ちゃんとぶつかり合いました。

そして、お婆ちゃんの家をでました。

 

この女の子とは違う人生ですが

それでも、自分の子どもから少女へそして大人へとの成長を振り返ることができます。

お婆ちゃんのくれた言葉の意味の大きさに感動しました。

感謝の気持ちを人生を生かす女の子の成長を描いています。

お婆ちゃんの言葉の深さが分かる絵本

トイレの神様

文:稲村花菜

絵:とりごえまり

出版社:講談社

#トイレの神さま #絵本 #絵本育児 #大人こそ絵本

#EQ絵本講師 #絵本読み聞かせ

モヤモヤがスッキリすると思える絵本

時々モヤモヤ思うことがあります。

その最初はよく分からない原因でモヤモヤしていることもあります。

原因はどこかにあって、きっと○○と分かっていてもどうモヤモヤしているのかがわからないのかもしれません。

この絵本は

とっても元気なジェニーな段々モヤモヤ思う様子が描かれています。

ジェニーはこの頃太り始めた気がするし

成績が悪くなったら?

誰かにコソコソ話をされている気がする。

そして、ある日起きるベッドの足元に大きなモヤモヤ袋がありました。

それはジェシーと一緒についてくるのです。

学校にも、水泳教室にも、トイレにも

しかも、そのモヤモヤ袋はどんどん大きくなるので

ママに相談したらきっと・・・やめた。

パパにも聞けない。

そこに来たのがお隣のおばあちゃんでした。

自分のモヤモヤが視覚化出来るということがこの絵本の好きなとことです。

この視覚化は日常生活でも実は出来るのです。

視覚化してモヤモヤが消えると生活が楽になりますよね。

モヤモヤがスッキリすると思える絵本

でっかいでっかいモヤモヤ袋

さく:ヴァージニア・アイアンサイド

え:フランク・ロジャース

やく:左近リベカ

出版社:草炎社

#でっかいでっかいモヤモヤ袋 #絵本 #絵本育児 #大人こそ絵本

#相談

 

今日は曇り時々雨で肌寒い一日でした。

一日中用事もなくゆっくり過ごしていました。

ベランダの花や野菜を眺めたり、ちょっぴりお掃除したり。

そんな時目に入ったのがこの絵本

マフィンはちいさなこいぬ、みみがいい

マフィンは眠っていた夜じゅう。

マフィンは目が覚めた、何かのおとで

とても静かな音

それはアリがはっている?

ハチがびっくりしている?

・・・・・・

何の音かなとマフィンの想像の世界が楽しいです。

こんな風にあたらしい いちにちを迎えたいと思いました。

どんな始まりの音で目がさめるかな(⌒∇⌒)

明日は忙しい一日となりそうです。

今日ゆっくり出来たことに感謝しながら

想像の世界が広がる絵本です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

しずかで にぎやかな ほん えほ

さく:マーガレット・ワイズ・ブラウン

え:レナード・ワイスガード

やく:谷川俊太郎

出版社:童話館

 

 

#しずかで にぎやかな ほん  #絵本育児 #EQ絵本講師

#大人こそ絵本

あなたがうまれたひ

さく:デブラ・フレイジャー

やく:井上荒野

出版社:福音館書店

この絵本の中に地球も地球で生まれた仲間たちも、太陽も月も

みんなドキドキして待っていた。

あなたがこの世界に生まれてくる瞬間をとあります。

そして太陽や月や引力や雨や風や私の生きるを支えてくれていると読むと

わたしは、こうやって地球全体の生命線の一部として誕生していると思うと幸福感が広がってきました。

幸福感が広がってきた絵本

 

#絵本 #あなたがうまれたひ

#絵本育児 #大人こそ絵本 #EQ絵本講師

育児に疲れたママの気持ちのほぐれる絵本

おかぁさん

文:もっち

絵:江頭路子

出版社:ナツメ社

カバーの裏より

この詩を手にとってくださったあなたが育児にちょっぴり自信と誇りをもち気持ちが楽になることを願ってやみません。

おかぁさん わたしを愛してください

わたしは泣くことしかできません

でも、決してあなたのことを

困らせようとしているのではないのです

赤ちゃんに泣かれてしまうとママも泣きたくなったり、反対に腹が立ったりと感情が騒ぎます。

おかぁさん わたしを愛してください

 

この絵本は赤ちゃん目線でお母さんをみていて、お母さんの気持ちを労わってくれているように感じます。

なので、読んでいるだけで癒されます。

育児に疲れそうになったら読んで欲しいです。

育児が楽になりますように💗

おかぁさん わたしを愛してください

育児に疲れたママの気持ちのほぐれる絵本です。

ばあばはだいじょうぶ

作:楠章子

絵:いしいつとむ

出版社:童心社 絵本・ちいさななかまたち

つばさは学校から帰ると、まずお婆ちゃんの部屋に行きます。

そして学校での出来事を聞いてもらう。

ママに叱られたときもお婆ちゃんのへやにいきます。

ばあばはいつもつばさに「だいじょうぶだよ」って言って頭をなぜてくれるのです。

そんな優しいばあばでした。

始まりは犬のココに一日何回も餌をやることから始まったのです。

そして同じ質問を何回もするようになり、隣の庭の花を取ったり、枯葉でお茶を入れたりと善悪の判断もつかなくなってしまいます。

つばさはばあばの部屋に行くことを辞めてしまいました。

庭の水たまりに氷の張った日ばあばは家から居なくなってしまいました。

しかも、裸足です。

お母さんは上着も着ず飛び出して行きました。

この絵本は認知症と向き合う事をテーマに書かれています。

私は、お姑さんと・父親・義理の姉と重なってしまいます。

三人とも症状は様々でした。

お姑さんと父親は見送りました。

義理の姉は認知症対応の施設入所しています。

介護をしたいという思いと行動はかけ離れて、自己攻撃も随分しました。

しかし絵本に出会ってそんな自分も芯から許すことが出来ています。

現在介護をされている方、これからされる方、頑張らない介護をしてほしいと思います。

認知と共に生活している姉に思いを寄せて読みました。

認知症の現状が理解できる絵本です。

読み手が夢中になってしまいそうな絵本

のせてのせて

作:松谷みよ子 あかちゃんの本

絵:東光寺啓

出版社:童心社

まこちゃんが赤いかっこいい車を運転しています。

すると”のせて のせて”とウサギさんがきます。

まこちゃんは、ウサギをのせてはやいですよ~ ブーブーと爽快そうに走ります。

そして熊さんやネズミさんものせてのせてとくるのです。

全体的にリズム感がよくて

特に最後のほうの真っ黒な絵本のなかはトンネルに入った気分です。そしてリズムよくトンネル・トンネル。 まっくら・まっくらのあたりは気分は最高です。

まこちゃんの車に乗ってトンネルの中を抜ける気分で読みました。

読み手が夢中になってしまいそうです。

今を大切に生きようと考えれる絵本

だいじょうぶだよ、ゾウさん

さく:ローレンス・ブルギニョン

え:ヴァレリー・ダール

やく:柳田邦男

出版社:文溪堂

幼いネズミと年おいたゾウのお話です。

ゾウは死期を悟りネズミに「もうすぐ遠い国に行ってもう戻らない」と言います。

しかし、幼いネズミには理解出来ません。

その後何年か一緒に生活するうちに、ネズミも成長し段々ゾウが老いていくことがわかります。

ゾウの為に一生懸命尽くします。

しかし、ゾウの体調は良くありません。

ゾウを失いたくないネズミでしたが、とうとう心の準備が出来たようです。

 

最初のページをめくると

私の祖母と母へ

ーヴァレリー・ダール

 

どんなことにもひるまないで生き、

とりわけあの世への旅だちをおそれなかった母へ

ーローレンス・ブルギニョン

と書かれていて沢山大切な家族を見送った私は読む前から涙腺が緩みそうになりました。

幼いネズミがゾウの死を受け入れたくない状態から、身体も心も成長し死を受け入れる事ができる過程が絵本から伝わってきました。

そして、今を大切に生きようと考えました。